セルフブートCDの作成方法
DreamSNES編

☆用意する物☆
☆最低限調べておく事☆
☆作成の下準備 其の壱☆
☆作成の下準備 其の弐☆
☆セルフブートCDの作成☆
☆2回目以降の作成☆

☆用意する物☆
MIL-CD対応のDreamcast
  ここを見ている人は持っているとは思いますが…
  念の為にここを見て再確認してください
CD-R/RWドライブ
  これが無いと焼けないし…
CD-Rメディア1枚
  失敗した時の為に多めに用意しておきましょう
  最初のうちはCD-RWを使って練習するのも良いかもしれません
  (DreamcastはCD-RWを通常の状態では読み込みません。要改造)
ハードディスク
  できれば1.5GBほど確保して下さい
cdrecord
  フリーのCDライティングソフトです(公式サイト
  ソフトのダウンロード先が判り辛いので、下記のファイルをDLして下さい
  ftp://ftp.berlios.de/pub/cdrecord/alpha/win32/cdrtools-1.11a12-win32-bin.zip
  上記の物が、2003年4月現在での最新ファイルです(恐れも知らず直リン)
WNASPI32.DLL
  neroをインストールしてあるならば、
  C:\Program Files\ahead\Nero(デフォルトの状態)に入っています
  neroをインストールしていない場合はここからDLして下さい
  無くても動く環境もありますが、念の為に導入して下さい
セルフブートに使用するツール類
  ここからダウンロードして下さい
エミュレーターの本体
  CDイメージの方ではなく、ソフト単体の物を使用します
  今回はDreamSNESを使用します。
    公式ページの一番下にある
    "DreamSNES 0.9.8 zip archive"をダウンロードして下さい。
ゲームのROMイメージ
  今回はスーパーファミコンのエミュ、DreamSNESの作成ですので
  .SMCファイルを準備して下さい
    ROMの吸い出し方法は、下記ページを参照
    こーどねーむ「ホンコン」
Zipファイル解凍ツール
  ここに行けば沢山あります。
  お好きな物をお使い下さい
やる気
  出してくださいw

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☆最低限調べておく事☆
使用するCD-R/RWドライブの正式名称
  「ああ、うちのはアイ○ーデータの○○だよ、箱に書いてあるし」
  とかいうのではダメのダメダメです

  デバイスマネージャーを開いて確認してみてください
   デバイスマネージャーの開き方
    1.[スタート] ボタンをクリックし、
     [設定]内の[コントロール パネル] をクリックします。
    2.[システム]をダブルクリックします。
    3.[システムのプロパティ]が表示されます。
    4.[ハードウェア]タブをクリックします。
    5.[デバイスマネージャ]をクリックすると開きます(下図)
    
    うちの場合はこんな感じです

  「メーカー品のパソコンに付いてたドライブだから名前なんぞ知らん」
  とか言う人はライティングソフトを立ち上げてみて下さい
  CloneCDとかが判りやすいかな?
  
  アイコンの一番左、イメージファイルに読み込むをクリック
  
  ドライブを選択してみて[CD-Rディスクへの書き込み]の欄に
  丸が付いているのがCD-Rドライブです。
  使用するドライブの名前を覚えておいて下さい。

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☆作成の下準備 其の壱☆
まずは、みなさんの環境を統一しましょう
質問が来た時に説明し辛いので(^^
Cドライブに"selfboot"フォルダを作成して下さい。
作成した"selfboot"フォルダの中に、”data”フォルダを作成して下さい。
先ほどDLしてもらったcdrecordのZipファイルを解凍して下さい。
  解凍すると、10数個のファイルができあがりますが、実際に使用するのは

  cdrecord.exe(フリーのCDライティングソフト)
  cygwin1.dll(cdrecord.exeを動作させるのに必要なDLLファイル)
  mkisofs.exe(isoイメージ作成ソフト)

  の3つです。
  これらのファイルを先ほど作成した"selfboot"フォルダに入れて下さい。
  (解凍してできたファイル全てを入れてもOKです)
セルフブートに使用するツール類でDLしたZipファイルを解凍して下さい。
  解凍すると、以下のファイルができあがります

  audio.raw(4秒間の無音声ファイル。第1セッションを焼く時に使用します)
  ippatch.exe(CDイメージの先頭16セクタを書き換えるソフト)
  scanbus.bat(接続されているドライブの一覧を出力する為のBATファイル)
  audio.bat(第1セッションをCD-Rに焼く為のBATファイル)
  msinfo.bat(第1セッションの終了位置を確認する為のBATファイル)
  mkisos.bat(isoファイルを作成する為のBATファイル)
  ippath.bat(CDイメージの先頭16セクタを書き換える為のBATファイル)
  cdrecord.bat(isoイメージをCD-Rに焼く為のBATファイル)
  selfboot.bat(★印の付いたBATファイルを一括で処理するBATファイル)

  これらのファイルを先ほど作成した"selfboot"フォルダに入れて下さい。
WNASPI32.DLLを"selfboot"フォルダに入れて下さい。
  無くても動く環境もありますが、念の為に導入して下さい

この様な状態になっていれば、下準備 其の壱はOKです

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☆作成の下準備 其の弐☆
エミュレーターの本体でDLしたZipファイルを解凍して下さい。

解凍すると、こんな感じです。

  解凍してできたファイルのうち、
    IP.BINは、先ほど作成した"selfboot"フォルダ(残りの3つのファイルは使用しません)
  ”data”フォルダ(”cd”フォルダの場合もあり)の中身1DSNES.SH4などと、その他のフォルダ)
    ”data”フォルダに入れて下さい

data”フォルダ内に”ROMS”フォルダを作成し、ROMイメージを入れて下さい。
    ROMファイルと一緒に、ROMS.LSTファイルを入れておくと、
    読み込みが早くなります。(ROMS.LSTの作成法はこちらを参照)



この様な状態になっていれば、下準備 其の弐はOKです

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☆セルフブートCDの作成☆
準備ができたら、実際に作成してみましょう♪
"selfboot"フォルダ内のscanbus.batをダブルクリック
  一瞬だけMS-DOSプロンプト(NT系ではコマンドプロンプト)が表示され、
  "selfboot"フォルダ内にscanbus.txtが作成されます。

scanbus.txtを開いて、自分の使用しているCD-Rドライブの名前を探す
  管理人の環境ではこの様な結果になりました。(以下、抜粋)
Cdrecord 1.11a12 (i586-pc-cygwin) Copyright (C) 1995-2001 Jrg Schilling
Using libscg version 'schily-0.5'
                        〜省略〜
scsibus2:
     2,0,0 200) 'Maxtor 4' 'D040H2 ' 'DAH0' Disk
     2,1,0 201) 'Maxtor 4' 'R080L0 ' 'RAMB' Disk
     2,2,0 202) 'PIONEER ' 'DVD-RW DVR-105 ' '1.30' Removable CD-ROM
     2,3,0 203) 'GENERIC ' 'CRD-BP900P ' '3.27' Removable CD-ROM
                        〜省略〜
  うちでは、CD-RドライブはGENERIC CRD-BP900Pを使用しています
  ここでもう1つ確認する箇所は、CD-Rドライブ名の左側の数字部分
  (青で表示している部分)
  この数値を覚えておいて下さい。(ここでは2,3,0です)
  (注意:環境によって数値は違います。ドライブ構成さえ変えなければ変動する事はありません)

"selfboot"フォルダ内のaudio.batを編集
  ファイルアイコンの上にマウスカーソルを持ってきて右クリック→編集(E)
  メモ帳が開かれ、下記のテキストが表示されると思います。
cdrecord -dev=0,0,0 -speed=12 -multi -audio audio.raw
  青で表示している部分に、scanbus.batで先ほど調べておいた数値を入力
  (ここでは2,3,0です。コンマも忘れずに)
  赤で表示されている部分はCD-Rの書き込み速度です。
  自分の環境に合わせて数値入力して下さい。
  (変更しなければ、この場合12倍速で書き込みます)
  変更が終わったら、ファイルを上書き保存して終了

使用するCD-Rドライブにメディアを入れる
  環境によってはダイアログが出たり、
  ライティングソフトが起動する場合があります。
  その場合はそれを終了させて下さい。

"selfboot"フォルダ内のaudio.batをダブルクリック
  CD-Rに第1セッションを焼きこみます。
  MS-DOSプロンプト(NT系ではコマンドプロンプト)が表示され、
  そのウインドウが消えたら焼きこみ完了です。

"selfboot"フォルダ内のmsinfo.batを編集
  ファイルアイコンの上にマウスカーソルを持ってきて右クリック→編集(E)
  メモ帳が開かれ、下記のテキストが表示されると思います。
cdrecord dev=0,0,0 -msinfo > msinfo.txt
  青で表示している部分に、scanbus.batで先ほど調べておいた数値を入力
  (ここでは2,3,0です。コンマも忘れずに)
  変更が終わったら、ファイルを上書き保存して終了

"selfboot"フォルダ内のmsinfo.batをダブルクリック
  このファイルを実行すると、第1セッションの終了位置を確認することができます。
  一瞬だけMS-DOSプロンプト(NT系ではコマンドプロンプト)が表示され、
  "selfboot"フォルダ内にmsinfo.txtが作成されます。

msinfo.txtを開いて出力された数値を確認する
  管理人の環境ではこの様な結果になりました。
  0,11700もしくは0,11702と表示されていれば、
  第1セッションの焼きこみは正常です。
  この数値も覚えておいて下さい(ここでは0,11702です)

"selfboot"フォルダ内のmkisos.batを編集
  ファイルアイコンの上にマウスカーソルを持ってきて右クリック→編集(E)
  メモ帳が開かれ、下記のテキストが表示されると思います。
mkisofs -C 0,11702 -V NesterDC -l -o image.iso data
  赤で表示している部分に、先ほど調べておいた数値を入力
  (ここでは0,11702です。コンマも忘れずに)
  青の部分は、CDのボリュームラベルです。
  半角英数字(A〜Z、0〜1)でお好きな文字を入力して下さい。
  変更が終わったら、ファイルを上書き保存して終了

"selfboot"フォルダ内のmkisos.batをダブルクリック
  このファイルを実行すると、”data”フォルダ内のファイルをisoイメージにします。
  MS-DOSプロンプト(NT系ではコマンドプロンプト)が表示され、
  そのウインドウが消えたら作成完了です。
  "selfboot"フォルダ内に、image.isoが出来上がっていれば成功です。

"selfboot"フォルダ内のippatch.batをダブルクリック
  CDイメージの先頭16セクタをIP.BINに差し替える作業です。
  一瞬だけMS-DOSプロンプト(NT系ではコマンドプロンプト)が表示され、
  そのウインドウが消えたら作業完了です。

"selfboot"フォルダ内のcdrecord.batを編集
  ファイルアイコンの上にマウスカーソルを持ってきて右クリック→編集(E)
  メモ帳が開かれ、下記のテキストが表示されると思います。
cdrecord dev=0,0,0 -speed=12 -xa1 image.iso
  青で表示している部分に、scanbus.batで先ほど調べておいた数値を入力
  (ここでは2,3,0です。コンマも忘れずに)
  赤で表示されている部分はCD-Rの書き込み速度です。
  自分の環境に合わせて数値入力して下さい。
  (変更しなければ、この場合12倍速で書き込みます)
  変更が終わったら、ファイルを上書き保存して終了

"selfboot"フォルダ内のcdrecord.batをダブルクリック
  CD-Rに第2セッション(isoイメージ)を焼きこみます。
  MS-DOSプロンプト(NT系ではコマンドプロンプト)が表示され、
  そのウインドウが消えたら焼きこみ完了です。

これでセルフブートCDが完成しました ヽ(´ー`)ノマンセー
DCにセットして起動確認して下さい。

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☆2回目以降の作成☆
一度成功してしまえば、2度目以降の作成は非常に簡単です
"selfboot"フォルダ内のselfboot.batをダブルクリック
  一連の作業を順番に処理していくBATファイルです。
  MS-DOSプロンプト(NT系ではコマンドプロンプト)が表示され、
  そのウインドウが消えたら焼きこみ完了です。

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