鶴屋さんのセリフ集
原作(スニーカー文庫)から抜粋
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原作
(スニーカー文庫)
第01巻:涼宮ハルヒの憂鬱
第02巻:涼宮ハルヒの溜息
第03巻:涼宮ハルヒの退屈
第04巻:涼宮ハルヒの消失
第05巻:涼宮ハルヒの暴走
第06巻:涼宮ハルヒの動揺
第07巻:涼宮ハルヒの陰謀
第08巻:涼宮ハルヒの憤慨
第09巻:涼宮ハルヒの分裂
コミックス
(漫画:ツガノガク)
第01巻
第02巻
第03巻
第04巻
アニメーション
京都アニメーション
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涼宮ハルヒの溜息』より

【第四章】

P155

「キョンくんっ。みくるどうしたのっ?」

P156

「それでさっ、何やんのっ? ヒマなら来てって言われたから来たけどさー。涼宮さんの腕に付いてる腕章は何て読むのあれ? そのハンディビデオをどうするの? 有希ちゃんのあの格好なに?」

「わお、一樹くんっ! 今日もいい男だねっ」

P159

「やあっ ひさしぶりっ」

P162

「やっぽー。みくるーっ、タクシーで来るなんてキミ誰?」

「うわスゲーっ! エロい! みくるそれどこの店でバイトしてんの? 十八歳未満お断りだねっ。 あれ? キミまだ十七じゃなかった? あっそか、客じゃないからいいのかっ」

P163

「これなに? レースクイーン? 何かのキャラ? あ、そうだっ。 文化祭の焼きそば喫茶、これでやりなよっ! すんげー客くるよっ!」

P165

「なに内緒話してんのう?」

「みくる可愛いなあっ。家で飼いたいくらいだね! キョンくん、仲良くしてやってるーっ?」

P166

「え? ここで何かすんの? とわっはは! みくる泳ぐの?」

P167

「このへん家の近所なんだよねっ。昔は柵なんかなくてさあ、よくハマったよっ」

P170

「これ何映画? ってゆうか映画なのっ? わはは、むっちゃ面白いよ!」

「ふうん。最近のビデオってこんなん? これにみくるのコッパな画像がいっぱいなの? 後で観せてくんないっ? 爆笑できそうだねっ」

P182

「みくるーっ。ごめんねえ。こんなことしたくないんだけど、あたし操られちゃってるからぁ。ほんと、ごめんよう」

「かくごしろ〜」

P186

「あのさーっ。あたしの家がすぐ近くなんだけどさっ。みくるが風邪引きそうだから着替えさせてやっていいかなっ?」

P187

「はーいっ。みなさーんっ、こっちでーす」

P188

「はーい、到着っ。これ、あたしん家」

P189

「どぞどぞ、入って入ってっ」

P190

「くふっ! あ、それ面白いねっ! ちょっと待ってて!」

P191

「はいこれ。飲んじゃって」

P193

「ひひーっ、みくる、おかしーっ」

P194

「ごっめーん。みくるのジュースにテキーラ混ぜといたの。アルコールが入ったほうが演技に幅が出るかもっていわれてさっ」

P199

「ごめん、キョンくん」

「あたしもちょっと調子に乗り過ぎちゃったよ! みくるのことは心配しないで。後で送っていくか、なんなら泊めるからっ!」

【第五章】

P244

「キョンくんっ!」

「ちょっとこっち来てっ」

P245

「みくるが話があるって!」

「ほら、みくる、キョンくんにアレを!」

「あたしたちのクラスでやる焼きそば喫茶のやつだよっ」

「それだけ! じゃあね!」

涼宮ハルヒの退屈』より

【涼宮ハルヒの退屈】

P28

「キミがキョンくん? みくるからよっく聞いてるよっ。ふーん。へえーっ」

P40

「むずいわねーっ、バットに当てるだけで精一杯」

P41

「みくるー、写真撮っていいー?」

P53

「すごいねーっ」(キョンの妹のセリフかも)

P70

「あなたが長門有希ちゃん? みくるからよっく聞いてるよっ」

涼宮ハルヒの消失』より

【第一章】

P50

「ちょいとっ少年!」

「いきなりはダメだよっ。ごらん、うちのみくるがすっかり怯えてるよっ」

P52

「みくるファン倶楽部の一年かい? 物事には手順てやつがあるんだよっ。 先走りはよくないなあっ」

「あれ。あたしを知ってるの? ところで僕ちんはどなたかなあ。みくるの知り合いかいっ?」

P53

「あっ、みくるっ。しょうがないなあ。ねえ少年、あんまりオイタしちゃダメにょろよ。みくるは気が小さいからね! 今度何かしたら、あたしが怒髪で突いちゃうからねっ」

「待ちなーっ、みくるーっ」

涼宮ハルヒの暴走』より

【雪山症候群】

P189

「うわっ、めちゃウマいっ。何これっ? はぐはぐ……ひょっとしてハルにゃん天才料理人? ぱくぱく……うひょー。ダシがいいよ、ダシがっ。がつがつ」

「やっぱ冬は鍋だねっ! さっきのキョンくんトナカイ芸も大笑いだったし、いやーっ今日は楽しいなあっ」

P190

「いっつも家族で行くんだけどねっ」

「今年はおやっさんがヨーロッパ出張でいないんだよね。どうせだから三が日が終わったら家族でスイス行ってスキーしようってことになっちゃったっ。だから別荘のほうはキミたちと行くよ! なんか面白そうだしさっ」

P196

「わお。ハルにゃん、三百六十五日にあったこと全部覚えてんのっ? すっげー。あ、みくるーっ、お茶ちょうだいっ」

P200

「やっぽーっ」

P208

「やあ! こんちわっ。古泉くんの推薦なら疑いようがないよっ。こっちこそよろしくねっ。別荘も好きに使っちゃっていいよ!」

P209

「ゆえーいっ!」

P210

「ウチの別荘の中じゃ一番こぢんまりしてるんだけどねっ」

「でも気に入ってんだっ。これくらいのが一番居心地いいのさ」

P213

「キョンくんさ」

「妹ちゃんと同じ部屋でいいかい? ホント言うと用意してた部屋数がギリなんだよねっ。あたしが子供の頃に使ってた屋根裏部屋を開けてもいいけど、それじゃ寂しいでっしょ?」

P216

「割と穴場なとこなんだよっ。知る人ぞ知る静かなスキー場さ。だってここ、十年前まであたしんとこのプライベートゲレンデだったからねっ」

P217

「じゃさっ。あたしがみくるを鍛えるから、ハルにゃんは妹ちゃんを頼むよ! キョンくんたちは適当にそのへん滑っといてっ」

P218

「ハルにゃんたちはリフト乗ってっちゃっていいよ!」

「この子はあたしが手ほどきしとっから! なんだったらここで雪ダルマでも作って遊んどくよっ。ソリでもいいかなっ。どっかそのへんで貸してくれると思うしっ」

P219

「いいっていいって! さ、妹くんっ。スキー教室と雪ダルマとソリ滑りのどれがいい?」

「じゃ、ダルマくんだっ。でっかいの作ろう、でっかいのっ」

P313

「おーいっ」

「どしたのーっ?」

「みくるーっ、ハルにゃーんっ!」

P314

「なんかさぁ、みんな板担いでザクザク歩いてスキー場降りてきたけど、何やってたのっ?」

P315

「んーっ? そういや十分くらい猛烈に雪降った時があったかな? でも、そんな言うほどのもんじゃなかったよっ。ただのニワカ雪さっ」

「五人ともそろーりそろーり降りてきて、なぜに? って思ってて、したらば、いっちゃん前の長門ちゃんがパッタリ倒れたね。すぐ起きたけどさー」

「ねえキョンくんっ、話は変わるけどさっ」

「みくると長門ちゃんが普通とはちょっと違うなぁってことくらい、あたしにも見てりゃ解るよ。もちろんハルにゃんも普通の人じゃないよねっ」

P316

「とっくとっく。何やってる人なのかまでは知んないけどね! でも裏で変なことしてんでしょっ? あ、みくるには内緒ね。あの娘、自分では一般人のつもりだからっ!」

「うんっ。でもキョンくんは普通だね。あたしと同じ匂いがするっさ」

「まーねっ。みくるが何者かだなんて訊いたりしないよっ。きっと答えづらいことだろうしねっ。何だっていいよ、友達だし!」

「みくるをよろしくっぽ。あの娘があたしに言えないことで困ってるようだったら助けてやってよっ」

P317

「でもさぁ」

「あん時の映画、文化祭のヤツだけどっ。ひょっとして、あれ、本当の話?」

P320

「うへっ」

「まっ、そういうことにしとけばっ」

涼宮ハルヒの動揺』より

【ライブアライブ】

P11

「やぁっ! キョンくんとその友達たちっ! こっちこっち、いらっしゃ〜いっ!」

「三名様ご来店っ。まいどっ!」

「どうだいっ。この衣装、めがっさ似合ってると思わないかなっ? どうにょろ?」

P12

「わはははっ、入れ食いさっ」

P13

「格安の材料で作った下手っぴ焼きそばなのに、こんだけ客集まるんだからもうボロもうけだよっ! 笑いが止まんないねっ」

「料金先払いでよろしく! ちなみにメニューは焼きそばと水だけだからねっ。焼きそば一つ三百円、水道水はタダで飲み放題!」

「えーと、三人だよね? じゃ全部で五百円でいいやっ。大サービス!」

「そいじゃ、ちょろんと待ってて! すぐに順番回ってくるからねっ」

P15

「さ、その空いてるとこに座っててっ。おーい、水三丁ーっ」

P16

「みくるは食券のもぎり役なのさっ。あとは皿を下げる役と水注ぐ役ねっ。それしかさせてないよ! 蹴つまずいて焼きそばひっくり返しそうだからっ。人気者なのはよいことだよっ」

【朝比奈ミクルの冒険 Episode00】

P68

「そんなカッコしてるみくるに正気に戻れとか言われてもなあっ!」

「みくるーっ。ごめんねえ。こんなことしたくないんだけど、あたし操られちゃってるからぁ。ほんと、ごめんよう」

「さあ、ミクル。かくごしろ〜」

P83

「どしたのミクル。そんなオッサンのストーカーに困ってるような顔しちゃって。水虫の告知でも受けたのっ?」

「そいつはスゴイねっ。任せたよミクル! 地球をよろしくっ!」

【猫はどこに行った?】

P193

「いいって、いいって!」

「小泉くんの知り合いで、余興してくれるってんだから全然いいよっ。あたしはそんなんが大好きだ!」

P196

「あるよ」

「この母屋とは別にね、ちっさい建てもんがあるんだっ。あれ、見てなかったっけ?」

P197

「こっちさ!」

「あれが離れ小部屋。昔はウチの爺さんが瞑想すんのに使ってたやつさ。人嫌いな爺さんでねっ、母屋の喧噪から逃れるためとかいっちゃって、ここ来るたびにこもってたよ! だったら来なきゃいいのにさ、でも誘わないとむくれるし、困った爺さんだったな」

P208

「キッチンに行く」(ハルヒのセリフかも)

P213

「あたしもそれが最後だね!」

「お手洗いに立つときにさ、猫にゃんがそこで丸うなってんのを見たよっ。スゴロクんときにはいなかったと思うな!」

P223

「そうだよ、ハルにゃん! 猫にゃんのアリバイが犯人のアリバイなんだよっ!」

「そうそう、そうなんだっ! だから猫はここにいないとダメだったんだよっ。どこでもいいんじゃなくて、離れでもなくて、みんながいたこの空間にさっ」

「だねっ!」

P224

「シャミが本当にいなくなったのは三時じゃなくて二時半なんだよっ。シャミのアリバイなし状態は一時間半じゃなくて実際二時間だったんだね!」

「そうだよっ」

P226

「三時以降四時以前は全員アリバイがあるよねっ」

「でも二時以降だとどうだい?あたしたちはこっから出ないようにって言われて、ホントにそうしてたよね?」

「ってなると犯人に当たるのは一人しかいないっさっ。二時半前後のアリバイが曖昧で、三時前後に猫にゃんに一番近かった人だっ!」

P227

「キョンくん、いいかいっ? 逆に考えてみよっ。圭一さんが二時に引っ込んでからあたしたちが踏み込む四時半まで、犯行機会のあった人を探せばいいんだよっ。したらば、一人を除いてみーんな不可能なのさ。ところが犯行時間を三時以降にしちゃうとその一人にもアリバイはちゃんとある。じゃあ間違ってんのは犯行時間のほうさ!」

P229

「でさ、訊くけどキョンくんっ。二時半から三時にかけて、キョンくんが見たシャミは本当にシャミだったかい?」

「ねえ、ハルにゃん、もうみんな解ってると思うんだけど、犯人の名前を言っちゃおうよ。でないと先に進みそうにないよっ」

「そだね。つーこってっ、犯人は」

P230

「古泉くんっ!」

P238

「それならいいとこ知ってるよっ。うっとこのおやっさんの知り合いで外国に城持ってる人がいたな!」

涼宮ハルヒの陰謀』より

【プロローグ】

P9

「ごめんよっ! あたしは明日からスイス行きさっ。おみやげ買ってくるから、頼むっ、賽銭箱にあたしのぶんの小銭をいれといてくれっかな!」

「これはお年玉だっ!」

「じゃねーっ。また新学期にっ」

【第二章】

P120

「やっ、キョンくん!」

P121

「シャミがストレス性脱毛症なんて信じらんないよっ」

「でも変な病気になるよりそっちのほうがまだいいかなっ。きっと運動不足だよっ。キョンくんの家にはネズミもいないよね! うっとこの庭にはたまに出るのさ野ネズミが! いっぺん連れてきたらどうだいっ? いい気晴らしになると思うよっ」

P140

「ちょい、待つっさ!」

「やあ! こんな時間にどしたい? みくるにキョンくんっ。んーっ? ホントに二人だけなのかなっ。あれあれ、お安くないなあ! あやかりたいっ」

「んでも、ほんっと珍しいねっ。キョンくんとみくるが寒中散歩大会かい? ハルにゃんは一緒じゃないのっ?」

P141

「うん、門の上の方に防犯カメラがついてんだよ。お客さんが誰かなんて一発さ! で、見たらお二人さんだし、あたしが出たほうがいいと思ってさ。マズかったかい?」

「うん? みくる? なにかな、元気ないみたいだけど」

「ふえっ? そりゃいいけどさ」

「うん、みくる……だよねえ」

「ま、いっや。何か事情があるんだね? みくるが自分ちに帰れないようなさっ」

P142

「いつまで置いときゃいいのかなぁ?」

「うん、かまわないよ。あっ、そだ。どうせだし離れを使っていいよ。あの別荘にあったのと似たようなのがここにもあんのさ。今は誰も住んでなくて、あたしがたまーに瞑想すんのに使ってる庵だけどさっ。静かでいいところだっ」

「にしても、みくる、どした? 変だなーっ。そんなビクってすることないのになぁっ。うん」

「みくるっぽくないなぁ」

P144

「双子? 妹? みちるちゃん?」

「へえーっ?」

「はぁーっ。でも何でこのみちるちゃん、北高の制服着てんのさ」

「いいよっ」

P145

「説明は言うのも聞くのもめんどいからねっ。その子がみくるの妹ってんならみくるも同然さっ。泊めるだけでいいのかいっ?」

「モチのロンさっ。解ってるよ」

「うん。メガッさいいよ。さ、みちる、こっちこっち、離れに案内するよっ」

P146

「あったかいお茶持ってくるねっ」

P147

「あれ、ミクルのようでみくるじゃないね。っていうか、みくるじゃないようでみくるって感じかな? そうだね、今日学校で会ったみくるそのままじゃあないんだね?」

「あっはは。そうだね。そうしとこうか」

「なんだい?」

「まーねー」

P148

「キョンくん、よくは知らないよっ。まぁなーんか違うよねーってことくらいさっ。すっくなくともあたしとかキョンくんとか、普通に普通の人たちじゃあないないばーだよね」

「あたしはねっ、楽しそうにしてる人を見ているだけで楽しいのさっ。自分の作ったご飯を美味しそうにぱくぱく食べてくれる人とかさ、幸せそうにしてる全然知らない人とかを眺めるのがあたしは好きなんだっ。うん、だからあたしはハルにゃんを見てるととっても幸せな気分になるよっ。だって、なんだか解んないけど、ものごっつい楽しそうじゃん!」

「うーん、あたしはさ、映画とか観てすっげー面白いっとかよく思うけど、だからって映画作ろうとは思わないんだよね。観てるだけで充分なのさっ。ワールドシリーズやスーパーボウルだって観戦するのはとても気分よく応援できっけど、うわーっあたしもアレやりたいっ! とか言って混じってプレイしようとは思わないんだよ。あの人たちはものげっついがんばってあっこにいるんだなぁって、そんだけで気持ちいいんだ。だいたいあたしには向いてないっさ! だったらあたしは自分にできる別のことをするよ!」

P149

「それと同じっ。あたしはみくるもハルにゃんも有希っこも古泉くんもキョンくんも見てて面白いのさ! みんながなんかやってるのを眺めてるのが好き! そいでから、そんなみんなを横で見ている自分も好きなのさ!」

「だからあたしは自分の立場が気に入ってるのだっ。きっとハルにゃんも解ってんだと思うよ。あたしを強引に引っ張り込もうとしないもんね。全部で五人、その数がいっちゃんまとまってるっさ」

「この世のすべてのことを考えて答えを出すのはムリムリっ。あたしは自分で手一杯、だからさっ?」

P150

「キョンくん、がんばるにょろよ。人類の未来はキミの肩にかかってんだからねっ!」

「ま、みくるだけはちゃんとフォローしてやってよね! でも、おいたをしちゃダメにょろよ。そんだけは禁止さ! おいたならハルにゃんにやっちゃえばいいっさ! 勘だけど、うん、許してくれると思うよ!」

【第三章】

P183

「やぁ! お帰りっ」

「どこにお出かけだったんだい? いやっ、いいよっ。ワケありみたいだしさっ、あたしは言わざる聞かざる鶴にゃんだからねっ! 見るけどっ。あれあれ、みく――じゃない、みちる! なーんか汚れてるけどっ。すぐさまお風呂入るかい?」

P184

「寒かっただろう! ささ、お風呂お風呂! 一緒に入ろうっ。キョンくんもどうだっ。背中ぐらい流してあげるよっ。檜風呂!」

「ちょい待ち」

「これさ、ハルにゃんから頼まれてたものっ。キョンくんから渡しといてくんない?」

「うん、宝の地図」

P185

「この前、蔵を漁ってたら昔の葛籠みたいな箱ん中から出てきたんだよねっ。せっかくだからハルにゃんにあげようと思って、そのまま忘れてたのさっ」

「いいよっ。わざわざ堀に行くのもめんどいっ。なんか出てきたら一割ちょうだい! まー、埋めたのが何代も前のご先祖様ってことでね! 家に伝わる伝記によるとイタズラ好きなお爺ちゃんだったみたいでさっ、きっと孫引っかけだと思うのさ。掘っても何も出てこないか、しょうもないもんが出てくるに違いない!」

「ちぁーんとハルにゃんに渡すんだよっ。いいねっ!」

P186

「はい、キョンくん、カサ貸したげるっ。気をつけて帰るんだよっ。じゃ、またねっ!」

P202

「やっほーい! 来たよんっ。入っていいかーいっ」

「やあ、みくる以外のみんな! 久しぶりねい。ああっ、キョンくんは昨日会ったっけねっ? シャミいいなあシャミ、またつれて来ておくれよ!」

P203

「うん、そうだよっ。宝の地図っ。おーよそ三百年前くらいのお宝さっ。きっと元禄小判とかじゃないかな。だといいよねっ!」

「その紙っきれ、家の蔵にあったんだけど、その蔵ってのがさ、何だかもー、いらんもんがゴロゴロしている昔ながらの物置なんだけど、五年ぶりかなっ? この前、整理してたらガラクタの下にあった葛籠ん中にあったのさ!」

「その山、国有地にしろとか、いっそ譲渡しろとか言われてるんだけどさっ、こればっかはご先祖様の遺言で手放すわけにはいかないんだよね。ああっ! そっか、きっとお宝が埋まってたからだっ。そうだったのか、ご先祖様っ」

P205

「いいよっ」

「出てきたのが金目のものだったらハルにゃんたちに九割くらいあげるっさ。あたしの曾々々々……何代前か忘れたけど、その房右衛門爺さんが子孫を笑かすために残してた私物とかだったら、しかたないなあ、家で引き取るよっ。どのみち、あたしは穴掘りには参加できないからね! 明日はちょいと用事があってさーあ」

P209

「ハルにゃん、天山山脈を徒歩で横断するんじゃないんだからっ。山ったってちゃちいもんだしさっ、携帯の電波だって入るし、遭難しそうになったら連絡してくれたらいいよ! 捜索隊を派遣するからっ」

「あたしが子供の頃に走り回って遊んでた山だよっ。クマもいない!」

P213

「来ると思ったよっ」

「で、どうなんだい? あのみちるちゃんは、いつまでウチの座敷わらしをやっててくれるんだい?」

「あたしだったらいつまでも置いときたいからいいよっ。いやぁもう可愛い可愛い! 同じ家にいると学校じゃ解らなかったみくる……じゃなかったねあの娘の可愛さを新しく十二個くらい発見しちゃったさ! 抱いて眠りたいくらいだねっ」

P214

「いんやっ。一緒なのはお風呂くらいさ。みちる、何か言おうとするたびに、これ言っていいのかなっ、て悩む顔するんだよ。それがまた大層可愛いんだけどっ。ちょっとかわいそうでもあるね。気にしなくていいのにさっ」

「ふふふううん?」

P215

「二人っきりに? この狭い部屋でっ? いいけどねっ」

「じゃあ、あたしは着替えてくるよ。うふふふん? ごゆっくり〜ん」

P222

「やぁやぁっ。ずいぶんゆっくりだったね! ほんとにキョンくんっ、なにかしてたんじゃないだろうねえっ」

【第五章】

P311

「やあ! キョンくん! また来ると思ってたよっ。こんばんわっ」

「ん? なんだいそれっ。お土産かなっ」

「やや、亀だカメカメ。ありがたいけど、家の池にいっぱいいるんだよねクサガメがっ。いつの間にか繁殖しちゃってさ、そのちっこいのを放したらイヂメられるんじゃないかなっ」

「そっか、残念! それからキョンくんすまないっ。今日、みちるちゃんを図書館まで送ってあげらんなくてゴメンよ! どーしても抜けらんなくてさっ」

P312

「法事だよっ。ご先祖様の霊前で一家揃って思い出話をする日さ。父方の爺さんの命日なんだけどね、面白い人生を歩んでた爺さんでさ、エピソード満載だわで宴もたけなわっ!」

「そんなにあのみちるちゃんが心配かいっ? なんだったら同じ部屋で泊まっていくかい? あたしも横で寝てるけど、それが気にならないんならいいよんっ」

P314

「明日もこのみちるちゃんをどっかに送り届けたごうがいいのかなっ?」

「あーそれなんだけどね、明日もあたしは用事まみれなのさっ。親族会議に出ないといけないのだっ。でも安心してちょん。家の者に言っといて、みちるちゃんを車で送るようにさせっからっ。で、何時だい?」

「おっけ、おっけ。任しといてっ。帰りはタク使ってちょうだいねっ」

「キョンくんが心配するのも解るっさ。みくると二人で繁華街なんか歩くじゃん? そすっと二百メートルおきにナンパされるんだよね。もうメンドイったらないさっ。みくるパワーってやつかなっ」

P315

「みくるはスキのあり娘に見えちゃうからなぁ。それがあたしにはちょっぴり心配なのさっ。いい男とくっつけば少しは安心なんだけどっ」

「はっはは。キミぃ、キョンくんが安心できる方法があるにょろ?」

【第七章】

P399

「あーい」

【エピローグ】

P402

「キョンくんーっ!」

「ここじゃなんだからっ」

「いきなり本題なんだけどっ」

「ねえキョンくん、どうしてあっこにあんなもんが埋まってるって解ったんだい? あたしはものごっついたまげたよっ」

P403

「とんでもないもんが!」

「まず一個ビックリしたのはさ、穴掘ってたら、ほんっ――とうに、三百年以上前の壺とコンニチワしたことさ!」

「スーパー確かだよっ。アイソトープ検査までしてもらったし、なんと、中に入ってたのがまた驚き!」

「これがねえ、マジで鶴屋房右衛門、あたしのご先祖様が書いた文章なのさ。時に元禄十五年。内容は、ざっと訳すと『何だか変なものを手に入れたが妙な胸騒ぎがするので山に埋める』とかって書いてあるんだよ、これ」

P404

「でもこの房右衛門爺さん、うっかりしすぎだよねっ。埋めた場所を書いた手紙を一緒に埋めてるんだものさっ。どうやって探せって言うんだっ?」

「壺の中にあったのは手紙とこれだけ! しっかしこれが大問題なのさ。先祖のタイムカプセルから出てきたって、なかなか信じてくれなくてさー」

「だってそれ、チタニウムとセシウムの合金だよっ?」

P405

「三百年前の地球の科学技術じゃこんなの加工できないってさ。調べてくれた人が言ってたけど、もしこれが本当に何百年も前のモノなら、超古代文明の遺産か、その時代にやって来た未来人の忘れ物か、よその星から来た宇宙船の欠片くらいしか思いつかんっ、とかって呻ってた」

「でも、これ、なんかの部品っぽいよねっ?」

「キョンくんはどっちだと思う? 未来人か宇宙人だったら、どっちがいい?」

「そろそろ決めといたほうがいいかもにょろよっ!」

P419

「やっぽー。キョンくん、ゴメンよう。これ、みくるの制服と上靴。昼休みに渡そうと思ってて忘れてたよっ」

「んで? ハルにゃんたちは中庭で何かやってたけど、みくるはどうしたい?」

「やぁ、みくるっ。着替えかい? あー、ちょうどいいや。その服、ついでに持って帰るよ」

P420

「手伝ってやろうかっ。着せ替え着せ替え。今日は巫女サービスデー?」

P421

「やあ、ハルにゃん! これはね、みくるに貸してたのさ。あたしは取りに来ただけ、お邪魔虫にはならないっさ」

P422

「じゃね、ハルにゃん」

涼宮ハルヒの憤慨』より

【編集長★一直線!】

P25

「あれ、キョンくんっ。何してんのっ?」

「あっははっ。ちわーっ」

「なになにっ。生徒会にどんな用事だい?」

「ふへえ?」

P26

「むうう? ひょっとしてキミ、生徒会のスパイだったのかい?」

「それもそうだね」

「うん、疑ってごめんよっ。いやちょっと小耳に挟んだからさっ。何だか今期の生徒会は裏で暗躍する謎な人たちが蠢いてるって噂、知んない? この前の会長選挙でも色々やってたらしいのさっ。なんか嘘っぽいけどねっ」

P27

「あたしもよくは知らないのさ。違うクラスだしね。なんかエラそうなイイ男で、少しは頭も切れるみたいだよ。三国志で言えば司馬懿みたいな感じがするっさ。なんでも生徒の自主性を高めようってスローガンを打ち出してるらしいよっ。今までの生徒会は絵に描いた菱餅みたいなもんだったからねっ」

「んっ? あたしは今日の日直だったからっ。週報を届けに来たのさ」

「キョンくんご苦労っ。生徒会とケンカするんだったらあたしも参加させとくれ! もちろんハルにゃんたちに味方すっからね!」

P28

「じゃねーっ」

P102

「締め切りはいつ? うん、それまでには必ずやっ! わはは、面白そうっ」


涼宮ハルヒの分裂』より

【プロローグ】

P46

「のわっはっはっはっ」

【第一章】

P111

「やっぽーい!」

「やあやあ皆の衆っ、またかって思うかもしれんけど招待状を持ってきたよろ! わはは、花見大会第二弾さっ!」

P112

「ぷはーっ」

「この前したのはソメイヨシノくんたちのお花見さっ。今度は八重桜大会だよ! だってほら、大昔は桜って言えばこれだったんだからねっ。家の庭に天然物がいっぱい生えてんのさ。その時期になると蓑虫だらけだけど風流なもんだよっ」

「いにしへの〜奈良の都の八重桜〜っ」

P113

「そんな昔のことは知んないよっ。どうだっていいことっさ! 知りたくなったら家系図を見ればいいけど、探すのもメンドイからね!」

「ひさかたの〜光のどけき春の日に〜」

「ひとはいさ〜心も知らずふるさとは〜」

P114

「もろともに〜あはれと思へ山桜〜」

「春の夜の夢ばかりなる手枕に〜」

「天の原〜ふりさけみれば春日なるっ」

「み吉野の山の秋風小夜ふけてっ!」

「ふふうーん? じゃ、これはっ?」

「やまざくらっ、咲き染めしよりひさかたの!」

P115

「やるねぇ、さすがは物知り魔神有希っこだ!」

「じゃっ! またねっ。ありがとみくるっ。お茶おいしかったよ! 本年度もよろしくっ!」

コミックス版』第3巻

【涼宮ハルヒの退屈 I】

P19

「やっ☆」

P20

「キミがキョン君?」

「ふーん へーえ」

「みくるからよっく聞いてるよっ!」

「今日一日よろしくねっ☆」

P22

「あっ」

「あれかな!」

P23

「わー」

P25

「よっ名監督!(にゃーっ
(ハート))」

P26

「ハルにゃん すごーい!!」

【涼宮ハルヒの退屈 II】

P41

「むずいわねーっ バットに当てるだけで精一杯」

「ここは一発決めたいのにーーーっ」

P42

・・・・・・

P43

「にゃはははははははははは」

「はひひっ… ああおかし! あんまし笑わせないでよー★」

P52

おーっ

P58

「すっごーーーーい!!」

「キョンくん 名ピッチャー★」

「バッターびびってるーぅ!」

順次追加していくにょろ
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