■CD-Rに焼く前の基礎知識■

■Dreamcastのゲームのタイプ
    ・大きく分類すると、4種類あります。

      1)WINCEフォルダが無く、CDDAも無い
         殆どのゲームがこのタイプです。
      2)WINCEフォルダが無く、CDDAがある
      3)WINCEフォルダがあり、CDDAが無い
      4)WINCEフォルダがあり、CDDAもある

■用語説明

    ・セクタ
      CDデータの最小単位
      2352バイトを1ブロックとし、それを1セクタと呼びます。

    ・LBA
      ”Logical Block Address”の略(日本語で言うと、論理ブロックアドレス)
      SCSI や EIDE の ハードディスク では、セクタにつけた番号を使ってアクセスしています。

    ・GD-ROMの開始セクタ
      GD-ROMの開始セクタは、通常45000セクタからとなっています。
      吸い出したデータをそのままCD-Rに焼いただけでは、ゲームディスクとして認識されません。
      その為、データの書き換えなどをする必要があります。
     

    ・IP.BIN
      IP.BINには、初期化コードが記載されていて、
      1ST_READ.BINやトラック情報など、そのソフトほぼ全ての情報が入ってます。

    ・1ST_READ.BIN
      IP.BINに記載されている、Dreamcastが最初に読み込むメインプログラムです。
      0WINCEOS.BINという名前の場合もあります(WINCEを使用しているタイトルなど)

■データ開始位置の変更
    ・DCソフトは、データトラックがGD-ROMの先頭から始まっています。
      CD-Rに焼く時に同じ様な構造にしておかないと、Dreamcastはゲームと認識しません。
      ですので、ファイルのプログラム位置情報を書き換える必要があります。

    ・書き換えるファイルは、吸い出したゲームのIP.BINをメモ帳で開いてみれば書いてあります。
      例)斑鳩の場合(IP.BINの初めの部分の抜粋)


SEGA SEGAKATANA SEGA ENTERPRISES3339 GD-ROM1/1 J 01BBA10 T38706M V1.00220020715        1ST_READ.BIN      SEGA LC-T-387    IKARUGA

     ・太字の部分のファイル名が書き換えるファイルです。

          1ST_READ.BIN       ゲームプログラム(通常)

     ・1ST_READ.BINがさらに別のプログラム(例えばインターネット接続やミニゲーム等)
      を呼び出している場合、そちらも修正する必要があります。( 2_DP.BINなど)
      (現在、ゲームごとのメーカーホームページはほぼ無くなっている為、やる必要ないかも)


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